譲る想い

ちょっと気分は重いまま朝を迎えた。

どうしようもない想い。


天気は悪く、肌寒い。

こんな日曜日はどうしようもない。

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小さなお姫様とふたりでドーナッツでお昼にした。

苺の卵
チョコの棒
タマタマのリング（笑）

オレンジとアメリカン

意外と空いていた店内。
選んだのはカウンター席。

コの字型のカウンターの右向かいにはキャリアウーマン風の女性。
なにやら書類に目を通しながら、昼食中。

となりの人は熱心にキャンペーンカードで遊んでいた。

「あと三枚たりないねぇ」

キャンペーンで八枚でビーズクッションが当たる。

いらねぇ

「今月末までだからまた来ればいいさ」

↑無責任発言（笑）

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しばらくして、隣のキャリアウーマンが席を立つ。

すっとカードを差し出して、

「良かったら使ってください」

にこやかな微笑みは天使（笑）

「いいんですかぁ？」

「どうぞ、どうぞ」

置いていったカードはなんと七枚…。

ちょっと豊満（ぉぃぉぃ）なスーツの後姿がかっこよかったです。

店を出る時にクッションを抱えていたのは言うまでもない

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「そろそろ行こうか？」

食べ終わるころには先ほどのキャリアウーマンの席には、
若いカップルが座っていた。

彼氏が席を外していたので、カードを女性に差し出し

「よかったらこれ使ってください」

「いいんですか？」

「どうぞ！」（もらいものですから）

ちょっと低めの鼻がチャーミングな女性の笑顔。


こんな譲る想いが少しだけ嬉しかった。



って・・・お店からしたら迷惑な話ですね（笑）

ごめんなさい！ミ○タードー○ッツさん！